2026年10月5日
第1回介護者教室を開催しました(9/16)
今年度1回目となる介護者教室『認知症について』を開催しました。
今回は、認知症の方への対応方法や生活での工夫、介護者への支援などについて舩田知里 認知症看護認定看護師が解説しました。
認知症の方は、記憶力や情報処理能力の低下などにより、不安や焦り、恥ずかしいさ、間違えたくないの気持ちなどを感じやすくなります。舩田看護師は「本人の意思を尊重し、自信を取り戻せるように工夫して、安心して過ごせるように対応することが大切」と基本的な対応のポイントを説明しました。認知症の方へ対応する際は、「驚かさない」「急がせない」「自尊心を傷つけない」の“3つの『ない』”を心がけることが大切で、具体的には、見守ることや余裕を持った対応、複数人ではなく1人で対応すること、正面からのやさしい声掛け、おだやかな話し方などです。
認知症の方を介護する家族は、認知症症状が表れた家族に対する戸惑いや混乱などから精神的にも身体的にも疲弊しがちだといいます。家族のみで介護を続けることでマイナスな感情や疲れは積み重なり、介護疲れや経済的な負担などから虐待につながることがあります。家族だけで困りごとを決して抱え込まず、デイサービスやショートステイなど“外からの支援”を入れたり、困りごとの総合的な窓口である地域包括支援センターへ相談したりすることが大切です。舩田看護師は「対応する人を替えることはあきらめではない」と話し、家族以外の人が支援に入ることで、認知症の方とその家族に少し距離を取る時間を設けることができるといいます。また、介護をする側にはお金や時間、体力などの“余裕”も必要であるため、介護保険で利用できるサービスと様々な支援制度を紹介しました。
認知症の方とその家族が安心して暮らせるように、専門家でなくてもできることがあります。舩田看護師は「地域の中での普段からの声掛けや気づき、見守りで支えていくことができる。助けを必要とする人の“架け橋”となり、地域全体で支援につなげられるように考えていくことが大切」と話しました。
介護者教室は、介護方法の知識の習得や、高齢者ができるだけ要介護認定を受けず健康でいきいきとした生活を送ることを目指して開催しています。日程や詳細については下記のページをご覧ください。
次回 10月14日(水)10:00~11:30 松代公民館 講義室1
第2回介護者教室『お家で簡単にできる棒体操』
講師 サクラケア長野南店 北澤誠也さん(柔道整復師)、松田章宏さん(理学療法士)